これが普通!?

記念すべき!?Room of Hの最初の投稿です。

あけましておめでとうございます。
確かにおめでたいのですが、年明けからあんまりおめでたい話を聞きません。
「景気が悪い」と世間で言われています。特に建築業界は結構皆さん大変なようです。

確かに、仕事は全体的に減っていますし、新築なんて街を歩いていてもそれほど見かけません。そういう面では景気が悪いといえるのでしょうね。

しかし、ふと思うのです。ひょっとして「これが普通」ではないかと。
今日明日食べるものに困っている人がいるというのになんてことを言うのか!!と思われるかも知れませんが、それもこれも含めて「これが普通」なのかと思ったりします。

裏返して言うと、必要以上にマスコミに踊らされすぎているように感じています。
新聞やテレビが「不況だ」と言えば「不況だ」と思い、「ちょっと上向いてきた」といえば「上向いてきた」と思い、何だかなぁ・・・と思うのです。確かに、世間にはいろんな問題があります。派遣労働、非正規雇用、年金や保険などの社会保障問題、暗い話題ばかりです。国会も蓋を開ければ「解散」「解散」って・・・。

でも、よくよく考えれば有史以来、いつだって「安定」は根本的な欲求として求めていますが「先が見える」社会というのもあんまり無かったのではないでしょうか?
終身雇用だったり年金が十分にもらえたり老後安心して暮らせたのってここ数十年っていうオーダーですよね。第二次世界大戦前後や明治維新の頃、江戸時代、鎌倉時代、とずっとさかのぼっていったって、「先も安心」して生活していたことって無いですよね。世界的に見ても、そうですよね。だから、自分たちの生活を少しでもよくしようと思って、未来に希望を持って「切り開いて」きたんだと思います。私達の祖先はそうやって社会をよくしてきたのです。

だから、あんまり悲観することもないのかなぁと思います。ただし、決して受け身ではいけません。自分で「切り開く」器量と勇気がなければ、決して切り開かれることはないでしょう。
そういう意味で、私は「これが普通」だと思っています。

あんまり、メディアに踊らされるのはどうかと思います。踊らすメディアの裏には必ずそれを利権にしている「何か」があるはずですから。