おせち料理

正月早々・・・

ブログに書くか、コラムに書くか迷ったのですが、コラムに書くことにしました。って、見ている人はどちらでもいいんだろうけど(笑)

まずは、あけましておめでとうございます。

事務所の年始の挨拶は、こちらにありますので、そちらに任せておいて。

正月早々、話題になっているのが「グルーポンで買ったおせち料理が「見本と違う」と話題に! 腐っているという報告も多数」ってやつですね。

リンクが切れるかも知れませんので、一応本文だけ引用しておきます。

共同購入サイトで一気に人気を集めている『グルーポン』にて21000円のおせち料理が、500人の応募が集まることにより10500円という半額で購入出来る。そんなおせち料理が今話題になっている。

話題の内容は半額の値段ではなく、見た目のようだ。見本はかなり豪華な内容の4人前おせち料理がサンプル写真。しかし実際購入者に送られてきたのは中身スカスカのおせち料理だったという。品数も33品なのに対して数えてみると25品程しかないとのこと。

このおせち料理を販売した『バードカフェ』の掲示板は大荒れしており現在閲覧不可能な状態。さらに客の中には「おせちが腐ってます」、「おせち 腐敗」と苦情を寄せる人も居る。掲示板には「即冷蔵庫にいれて、夕方 来客とともに食べたら煮物はヤバイいたんだ味。鶏肉(手羽元)はもろに腐敗  かずのこは食べられないくらいのまずさ 新年そうそう食中毒は怖いので食べずに処分いたしました」と投稿されている。これが本当ならリコール問題になるだろう。

『グルーポン』とは複数の客が共同で購入することにより50%以上の割引が出来るというサービス。“共同購入型クーポン”と呼ばれ世界中に似たようなサービスがあるが日本では『グルーポン』が人気を集めているようだ。今ではテレビCMを流す程にまで成長している。

今回の問題は『グルーポン』よりもおせちを提供した店舗側にありそうだ。元旦のおせち料理を楽しみにしていた人はどうなるのだろうか……。

追記 2011/1/1 15:35

バードカフェは返金対応をしているとのことです。

まぁ、何でしょうね。正月早々(本日3回目)。

リンク先には写真もついているのですが、事実だとするとなかなかひどい感じです。

もともとおせち料理とは「御節料理」からきたもので、お正月の華やかなお祝い料理であり、かつ、正月ぐらいは主婦もお休みをとろうという意味もこめて保存食としての意味を持たせていたものだ、というのが本来。そして、おせち料理には「豊作」や「家内安全」「子孫繁栄」を願う気持ちもこめられています。まぁ、だじゃれじゃん!?っていうような食べ物も含まれていますが、それも昔の人の高度な遊び心と思えば、なかなか面白いし、楽しんでいたんだなぁ、と思ってほほえましい。家族や親戚でおせちをつつきながら本来のあり方やだじゃれを楽しんで今年も一年いい年でありますように、なんて過ごすのが正月、だったりするんだろうけど・・・

そんな御託はどうでもいいとして、そんな本来の姿をあまり考えずに単に「おせち料理」といえるようなものがあればいい、という考えで、安く買えるものに流れてしまった結果がこれ!?

2005年のコラムにも衣食足則知礼節というのを書きました。当時は牛肉偽装やその後の毒餃子事件など食に感心が高まりました。でも、結局根本が変わっていないから、適当なものを食べてしまうのかなぁと思います。

私に言わせれば、「住」なんてもっとひどいけどね。

グルーポンは通常21000円が50%引きの10500円だったそうですが、住宅の世界でもハウスメーカーの値下げ(50万、100万引は当たり前!?)はずいぶん昔から行われています。しかも、ここ最近の建設不況でさらにひどくなっているのではないかと思っています。

皆さん大丈夫ですか? 本当にいいものを手にしていますか?

ものには適正な値段がありますよ。半額だの百万単位の値引きが普通だと思いますか?

商売抜きにしていいますけど、本当にそれが適切かどうかわからなければ、どうか聞きに来てください。自分一人で判断しない方がいいですよ。素人にわからないように手を抜く方法なんて、山のようにあるんですから。そうでしょ、あなたの仕事に置き換えてもわかるでしょ。

2011年、いい年になって欲しいと切に願います。