現在私は「公益社団法人 大阪府建築士会」から派遣されて、大阪市マンション支援機構のメンバーになっております。
本日(9/8)は、その大阪市マンション支援機構のイベントの一つである、「マンション管理フェスタ2013」にお手伝いで参加してきました。具体的には建築士会のブースで、参加者の相談を受けておりました。
このイベントは、講演や展示、フラダンス披露などイベントが盛り込まれており、空き時間で私もそういったイベントなどを見たり、聞いたりできるかなぁと淡く期待していたのですが、蓋を開けてみると、入場と同時に複数の相談者が来訪して、結局ほぼ時間中途切れることなく相談を受けて受けておりました。
中でも多いのが、大規模修繕など修繕の見積に関わる話。一様にマンションの修繕があって、「施工業者に見積をとってみたのだが高いか安いかわからない」という意見を今日だけで3件ぐらい聞きました。
そこで私が相談に乗るのですが、結局その見積をとった前提となる「設計資料や仕様書」はありますか?と聞いても、それって何だ?ってな反応。ある方ははっきりと「お金がかかるでしょ」と言われました。
もちろん、私たちもボランティアでやっているわけではなく、責任を持った仕事をするためには、それ相応の費用を頂かないといけません。ただ、それは「お金がかかる」ことではあっても、「割り増しになる」とは限らないですよ。設計者がきちんと設計することで、いくつかの業者に見積の違いがはっきりするのですよ。同じ仕様だから見積比較ができるのですよ。と申し上げます。もちろんそれはわかっていても、頼めない、という気持ちもわかるのですが。
もっと、建築士を有効に使ってもらいたいと切に感じます。