今朝の新聞でNHK会長のエビだかタコだかがやっと辞意を決意したらしい。
だから？と全国民が思っているはずだ。と信じたい。
トップがやめたところですべてチャラになるわけではない。
大阪市のヤミ残業・不正手当の問題も看過できない。
個人であっても組織であっても、人間がすることだからミスもすれば不正をする一員が出てくることも理解できる。そこまでは理解できるし、理解したいと思う。
問題はその後だと思う。
その問題をどう受け止めて、どう関係者に説明するか、これが問題です。
組織を守ろうとする意識は働いて当然。しかし、十分な説明をしなかったり、まだ隠しているんではないかと思われるようでは、不信感を深めるだけである。すべて洗いざらい公開して、今回起こった原因や問題についてどう対応するかと言うことを明確にする、結局これが信頼性を高めて組織が守れる近道だと思う。
NHKにしても大阪市にしても、これまで起こってきた雪印や三菱等の問題もすべて同じだと思う。
実は建築は特にこのことが大切だと痛感している。はっきりとしたミスではないが結果的に予定していたとおりならなかった、というのは頻繁に発生する。その時点で、「選択肢の提示、メリットデメリットの説明と理解の上で、方針を策定する。」というプロセスが大切だといつも思う。
