空き家問題

「空き家問題」は、近年新聞やテレビ、その他メディアでも盛んにいわれるようになってきましたが、実は少子化問題と同様、何も最近明らかになった話ではありません。

人口が確実に減っていく、あわせて世帯が減っていく、なのに新築住宅は毎年ほぼ100万戸のペースで増えていくわけですから、古い住戸が余るのは明白です。

ちょうど、昨日(2015/01/10)、NHKでもこの秋や問題の特集をやっておりました。Webが実に見やすい(気合いが入っている)のでリンクしておきます。NHKからのリンクなので、いつまであるかわかりませんが・・・

郊外住宅地の見えない空き家 NHKニュース

私自身は、少子化対策と同じで、今慌てて対策したとて「もう既に時遅し」、と思っていますが、将来的に間違いなく今の40~50代の世代は、一世帯で複数件の住戸をもてあましていると思います。そして、その次の世代は、「一人」で複数戸を持つことになるでしょう。

そんな中、建物のあり方も考えて行かなければ行けないと思います。長期に使える家が良いのか、使い捨てにされる家が良いのか。

家を建てる、所有するときは、将来(自分が死んだ後)どうなるかも考えて、方針を決めないと行けない時代になったと言えます。

私は事務所として、建築を「建築技術」のみならず、お金(ファイナンシャルプラン)や生活(ライフプラン)などの側面からも相談に乗り、バックアップすることを目指しています。

「空き家問題」は今既におこっていることです。