マンション大規模修繕 事例2

この写真は住民の方が描かれて時々入れ替えていただいている絵と住民の方がいけてくださったお花です。竣工引渡後のエントランスホールの風景です。

大規模修繕の事例第2弾です。

竣工直後から、瑕疵問題が発生し、その問題の解決から、管理組合運営などもう14年にわたるおつきあいをさせていただいています31戸も小規模なマンションです。

この度、築13年目でそろそろ修繕を、という時期になりましたので、2009年秋に大規模修繕工事を行いました。

つきあいが長いからといって、別にいつもと同じように大規模修繕の手続きを進めていきます。こちら側が手順を省略することは全くありません。おつきあいが長いので住民の皆さんは当事務所のことをよく知ってくれています。そういう意味では、皆さんとても協力的でしたので、やりやすい工事ではありました。

主な経緯は以下の通りです。

2008年 5月の総会で劣化診断を行うことを決定

   11月 建物劣化診断

   12月 劣化診断報告会と臨時総会において修繕設計着手

2009年 5月頃から 業者選定

    8月 臨時総会にて工事規模と工事業者を確定

    9月 工事着手

   12月 竣工引渡

管理組合名は伏せますが、施工者はアキツ工業(http://www.akitsu-kogyo.co.jp/)です。

たまたま、事例1と同じ業者ですが、事例1の工事中に見積に参加してもらう機会があっただけで、業者選定は全て理事会や修繕委員会で行っております。私達コンサルタントは専門的見地からアドバイスをするだけで、この業者がいいとか悪いとかは一切言いません。業者を紹介することもほとんどありません。2009年はたまたま上記業者が二件続いた、ということに過ぎません。

ちなみに、「マンション大規模修繕工事編」にも書きましたが、工事業者は住民が自らの手で選ばなければ意味がありません。また、自らの手で選んだからこそ、いい工事ができる物です。コンサルタントは、「いい工事業者を見分けるこつ」を指南するに過ぎないのです。それ以上は、出過ぎたまね、ってやつです。

最後に、竣工パーティも役員さんがお勤め先のホテルから食べ物、飲みのもをケータリングし、盛大に行われました。

大規模修繕工事範囲は、以下の通りです。

 1)コンクリート等補修

 2)外壁等の塗装塗り替え

 3)鉄部等の塗装塗り替え

 4)屋上防水の補修

 5)共有部分(廊下・バルコニー等)床防水

 6)シーリング打ち替え

 7)設備改修 給水設備・消火設備など

 8)エントランス等改善工事