最近「エコブーム」ということや、自民党政権時代の遺産として「太陽光発電の補助金」などがあり、にわかにその分野だけやたら活気ついています。
だいたい住宅を建てたり、リフォームしたりするときにはいろんな補助金があります。
ある面では、そういった政策をすることでより質の高い住宅を造ってもらえると言うことにつながります。私のようなひねくれ者は、庶民に家を買わせるための政策だと見てしまいます。なんだかんだ言って世の中は建築業に携わる人が多いわけですから、建物を新築したりリフォームすることは景気動向に直結します。まぁ、いずれにしても助成金はうまく使うと便利ではあります。
思いつく助成金を書き出してみましょう
太陽光発電
何と言っても最近の話題はこれですね。説明は面倒なので(^^ゞ、こんなサイト太陽光発電の省エネドットコムをご紹介しておきますので、勉強してください。。。
エコキュート導入補助金制度
こちらも説明は面倒なので(^^ゞ、こんなサイト一般社団法人 日本エレクトロヒートセンターをご紹介しておきます。同様各自で勉強してください。。。
太陽熱温水器設置費補助
最近導入されているのをめっきり見かけなくなりましたね。まだ自治体によっては補助金制度があるようです。でも最近見かけなくなった大きな理由は、エコかどうかよりも、「ソーラー温水器」に絡む悪徳業者の野放しで印象が悪くなったから、とも言われています。
生ごみ処理機助成金
こちらも自治体毎の対応のようです。
そのほかにも介護保険を用いた住宅改造や耐震改修に関する補助金、雨水貯留槽設置補助金や屋上緑化・壁面緑化補助金なんかもあるようです。
いろいろありますね。
この手の補助金制度は、制度的な問題もあり非常に手続きが複雑です。私も何度も手がけたことがありますが、一般の人では対応できないだろうなぁと言う感想をいつも持ちます。「補助金の不正受給」を防ぐという意味では少しぐらい敷居が高い分には問題ないと思いますが、それが逆に悪徳業者のつけいる隙を生んでいるとも言えます。
ソーラー温水器でも書きましたが、この手の補助金に絡む「悪徳訪問販売」は最近いろいろ耳にするようになってきました。ある程度仕方がないのかなぁと思いますが、そのたびに、何とかならなかったのかなぁと思います。
2005年のずいぶん古い記事「設計事務所って敷居が高いのか?」にも書いていますが、本当のことを教えてくれる人は誰だろうか、と考えたときに、利害が相反するある日突然やってきた「施工業者」ではなく、あなたがお金を出して頼んだ利害が一致する人だと思います。
「利害が相反する」というのは、あなたが費用を出せば出すほど儲かる人、「利害が一致する」というのは、あなたから依頼されてなるべく安くいいものを提供しよう考える人、それによってあなたから報酬をいただく人、ということです。
だから、設計事務所が善で施工者が悪だ、というつもりは全くありません。設計事務所で悪な奴だって、施工者で善な業者だってたくさんあります。ただ、原則は上述の通りです。
本当の「味方」はどこにいるのか。
契約書にはんこを押す前に考えてみませんか?