余裕のない世の中に

マンションのお話は少しおいておいて。


7/23の関東の地震(参考:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050724-00000000-maip-soci)は大変だったようですね。関西在住の私は昼からずっと打合せ(奈良・大阪・兵庫)にでており、ニュースに気づきませんでしたが、鉄道がとまったり、エレベーターが停止したりと都市機能に少なからず影響が出たようです。


そんななか、「<地震>電車遅れたと窓を壊した男を逮捕 千葉・木更津署」(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050724-00000014-mai-soci)というニュースがでていてびっくり。


最近どうも”ぎすぎす”していません?尼崎の脱線事故のあと、少し世の中にゆっくりした流れができればなぁと思っていましたが、結局あまりかわらないようです。”ぎすぎす”といえば、最近いろんな意味で話題のドラマ「女王の教室」(日テレ系・土曜日・21時)。これがまた、「え?」っていうほど”ぎすぎす”しています。おそらく、制作側もその”ぎすぎす”しているのをねらっているのかもしれませんが。ちょっとやりすぎの感はあるが、「あんなドラマは子供によくない」という反対派の意見はどうかとおもいます。それを言い出すとホラー映画だってよくないわけだし。子供によくないと言って、避けるのは決してよくないです。現実を見ること、それを親や回りの大人が子供にどう教えられるか、ということが子供にとって大切ではと思うのです。子供は大人が思っている以上に世の中のことをよく知っていると私は思っています。


と話がそれましたが、「早い、便利」と言うことがもてはやされている時代です。決して悪いとは思いませんし、私もその中に飲み込まれているのは重々承知しています(笑)。でも、作る仕事(人間関係、建物、料理などなど)は「早い、便利」が一番だとは思いません。「時間がかかる、けどすごくいい」というのが物作りの原点だと思います。


もうちょっと心に余裕ができれば”ぎすぎす”はなくせるかもしれませんし、いいところがたくさん見えるようになるかもしれません。