先日2月14日に大雪には、大きく予定を狂わされた方も多くおられるのではないでしょうか?
私もその1人です。大阪に長く住んでいますが、こんなに雪が降って、こんなに雪が積もった記憶はありません。それほどの雪だったように思います。普段雪に慣れてないものですから、たちまち予定が狂ってしまいます。
ニュース・新聞などでも話題になっていましたが、雪が積もると、雪の重みによって建物が押しつぶされたり、柱が曲がったり、というような事件が発生します。また、雪が積もることによって雨漏りが発生したりすることもあります。
考えてみれば、雪は水のかたまりですから、普段想定していない水槽を屋根に乗っけた、と言うような状況になり、重みもかかり、水もかかるという、建物にとって好ましくない状態になります。
「普段想定していない」と書きましたが、通常は大阪の場合であれば2cm程度の積雪を考慮して屋根の設計をしています。雪の重さは1m2に1cmで約2kgです。通常の木造戸建てなどの屋根は勾配になっているので、建築面積より少し大きく雪の重さがかかることになります。また、雪が積もることで、水が入らない高さに設定しているはずの防水の上まで雪が積もると、そこから溶けた水が入り込み雨漏りにつながります。
雪がつもって「もしかして」と思っていましたが、おかげさまで今のところ私の手がけた物件での被害報告は聞いていません。
子供の頃は雪が珍しく楽しかったものですが、今は雪も積もらないことを祈るばかりの大人になってしまいました。
写真は、移動に車を使えなかったので、京都市内と奈良市内の車中から撮影したものです。どこの雪国かと思いました。