色の効果

たいへん久しぶりの更新になってしまいました。

なんてことない話です。

何気なく毎日同じ電車に乗って通勤していると、ふといつもの電車の窓から見える景色に違和感があった。
それは、ある住宅街の外灯が青かったからだ。

赤やオレンジは人を興奮させる効果があり、青という色は心を落ち着かせる効果があるから、犯罪防止(本当にそうなのか?)のために外灯を青色に変えるという話は聞いたことがあったが、実際に見てみると異様だ。
(自殺防止のために踏み切り付近を青色LEDで照らしている地域もあるらしい)

事実犯罪率低下に役立っている地域もあるようだが、電車の高架から見下ろしたその一街区はとても変な感じがした。なにかお化け屋敷のような雰囲気・・・。

犯罪防止とは言っても、赤(オレンジ)色と青色とでははたしてどちらの道を選択するだろう??照明が赤い(オレンジ)お化け屋敷と青いお化け屋敷はどちらが怖いだろう?

青は冷たく感じ赤やオレンジはあたたかく感じるので、実際の犯罪率とは逆に安心感としては赤(オレンジ)の方を選ぶのではないか?と思った。これはとても不思議な感覚だ。
頭で理解しても青い外灯の道を選ぶ気になれないのではないか?そんな光景だった。

色が人に与える効果というのは私達が無意識に得ているものが多いかもしれない。
髪の毛の色や衣服の色など、その人の見た目とは関係ないもので印象を判断することも珍しくない。

実際、目隠しした人を「赤い部屋」と「青い部屋」に入れた場合では血圧の上昇など違った変化が見られるという実験があるように、色は無意識に我々に影響している。

でも、青い外灯の道があれば気持ちをブルーにしながらもそちらを歩こう。