文章を書くこと・説明をすること

 私は普段から文章を書くことが多いです。大阪府建築士会の建築人という機関誌(月刊)に毎月連載をしていますし、いろんな所に原稿を出しています。文章を書くことはそれほど苦になりません。ある程度指定をいただければ、400字であろうが、3500字であろうが、何なり対応します。

 文章を書くときは2種類あって、はっきりと構成を決めて書き出す場合と、構成を決めずに思うまま書き出す場合とあります。今日のこのブログ記事もどっちかというと思いつきではじめましたから、自分でもどこへ落ち着くかわからず今書いています(汗)

 一方で人前で話すことも多いです。講演会や大学などの授業もそうです。相談会やお客さんとの打合せもそうですが、相手が一人の場合も多数の場合も同じような感じですね。構成を考えてしゃべるときと、そうで無いときがあります。

 私にとっては文章を書くのも人前でしゃべるのもほぼ同じことで、自分が感じていることや思っていることを伝える手段が文字なのか音なのかの違いだけです。

 最近複数の人から、文章を書いていることに対して、「大変ですか?」とか「どうやって書いているのですか?」と立て続けに聞かれたので、さてどんな風に考えているのかを考えてみました。

 そこで、たどり着いた結論は、私は比較的普段からいろんなことを言語化しようとしていることです。ということに気づいてから、いろんな人を観察するのですが、意外と人は言語化していないのですね。日本人は、という言い方が正しいかどうかわかりませんが、日本人は感覚や感情をわざわざ言語化していないのではないかと思います。その証拠に、日本語には非常にたくさんの擬音語や擬態語があります。だから特段言語化しなくても、感覚で説明できるようになっています。

 そうなると、確かに文章化するのは慣れていないと難しいと思います。でも、普段から感情や感覚を文章化することを心がけておけばいいんですよね。そしてさらにその副作用として、非常にわかりやすく説得力のある文章やトークができることにつながります。

 ということに気づくと、ちゃんと頭の中で言語化できている人とできていない人の文章やトークが異なることが見えてきました。だんだんこの投稿もオチが見えにくくなってきたので、ぼちぼちしまいましょう。

 私は、適当にしゃべり出したり書き出したりするので、自分でも「あれ、そんなこと言った(書いた)んだ」と後で(人に言われて)思うことがあるのが反省点です(笑)