建て替え以外の使い方

大阪市内にはまだまだたくさん長屋があります。
長屋はその1件だけで取り壊したり、建て替えたりが困難なので、売買の際は非常に安くで取引されます。
数軒分まとめて業者が買い取ればまとまった土地になり、マンションに早変わりです。

土地を売ってしまえば、デベロッパーが適当に作って損をしないように分譲しますが、先祖代々の土地だから売らずに活用したいという方も少なからずおられます。

当事務所でも資金計画をした上で、賃貸マンションを計画することもあります。ただし、賃貸マンション経営は意外と難しく、計画を断念することもしばしばあります。
考えてみれば当然で、新しい建物を一から建てるのは、解体の費用も含めると相当な時間とエネルギーとお金がかかります。

ただ、考えてみれば長屋だからといって建て替える必要はありません。補修をしてしかるべき使い方(店舗)にしたり、賃貸住宅にしたり。現代に求められる仕様にするだけで、案外簡単に安く使い物になります。賃貸マンションの計画に比べて2~3倍の収支改善が見込めることもあります。

建て替え以外の考え方は、何も賃貸物件に限りません。自己所有の建物でも、補修をすることで、全く新しい住まい方が提案できます。様々な選択肢を考えてみても良いかもしれません。