前回に引き続き今年の抱負の話です。
「禁酒」に続いて今年の抱負の2つ目はボディバランス調整です。
私は、学生時代にハンドボールをして、右利きなので右でボールを投げます。なので、右腕が強くなりますし、トレーニングにおいても右腕をよく鍛えていました。そのためか左腕が右腕に比べてかなり細いです。右利きの人が左腕より右腕の方が力が強いのはごく普通のことだと思いますが、私の場合は特にその傾向が強いと思います。まぁハンドボールしている人の全てがそうではなく、私のバランスが悪いだけだと思いますが。
力というのは全体的なバランスが整っていて初めて十分な力を発揮することが出来ます。つまり一部だけを強化しても全体として発揮できる力は一番弱いところに影響されてしまいます。
これは一般的に樽の原理と言われます。樽が仮に10枚の板で構成されていて、それぞれの板の長さがバラバラだったとしたら、その樽に溜めることが出来る水の量は一番短い板の長さ分だけになるということです。一枚だけが長くてもその能力は発揮できないという理論です。
建築でも同のうなじことが言えます。建物の構造において一部だけを強くしても、偏心が大きくなり、地震などの大きな力が加わったときに破損、倒壊しやすくなります。
「偏心が大きい」とは「重心」(建物の重さの中心)と「剛心」(建物の強さの中心)の距離が大きいことを言います。
つまり全体としてのバランスが重要だと言うことです。これは体も建物も同じです。
私の場合は左腕以外にも体のバランスが整っていないとは思いますが、左腕の強化からはじめようと思っています。
強化と同時に左で出来ることは左でやろうと心がけています。たとえば、鞄を左で持つのはもちろん、携帯メールをするとき、鍵を開けるときなどです。
脳においては左を使うと右脳が鍛えられ、右を使うと左脳が鍛えられるともいいますから、日常の動作においても左腕を使うことを意識すれば脳のバランスも良くなるかもしれませんね。