# 単行本: 261ページ
# 出版社: 講談社 (2006/6/29)
私の手元にあるのは7/27の第3版です。6/29に初版が出ているのでかなり売れているのであろう。私はこの本が売れるのは非常にいいことだと思う。世の中の多くの人は、報道される全ては「真実」であると思っている。この本だって100%真実だといえるか分からない。それを見極めるのは読んだ人に任されている。新聞・テレビ・雑誌・インターネット・クチコミ、それら全て常に「真実」だとは限らない。むしろ意図的な嘘が多分に含まれていると思った方がよい。
結局は自分を信じるしかないのだが。
この本はいろんな意味で物事の真理をついている。書いている内容が真実かどうか、小泉首相や安倍晋三氏の高評価についてはどうなんだろうと思わないではないですが、それも操作された情報を基に判断した私の感覚にしか過ぎない。
作者がいう「外交敗北」の原因や考え方は、現在の外交以外の様々な問題に精通するのではないかと思った。領土問題、耐震偽装、公務員の不正、凶悪犯罪・・・
是非一読をお薦めしたい本です。