次は日本ではないのか?春うらら

日本には経団連という頭の中が春うららな団体があるらしい。「天下り停止見送り 奥田会長」という記事があった。


抜粋するのも汚らわしいが、


橋梁(きょうりょう)談合事件の温床とされる中央省庁幹部の天下り受け入れ停止について「考えたが難しい。公務員は行くところがなくなり簡単にだめとは言えない」と述べ、検討するとしたこれまでの方針から、一転して会員企業への停止要請を見送ることを明らかにした。談合については「すぐにやめるのは難しい」との持論をあらためて強調した。


ということだそうだ。頭の中でお花畑が咲いてチョウチョがひらひらと飛んでそうな春うららである。公務員は行くところが無くなったらだめなのか? もっと行くところがない人たちは世の中にごまんといるぞ。いや正確に言うと5万どころではない、300万人からいるぞ。談合にしても、天下りにしても、どれか一つを絶つと世の中もっとうまく回ると思うが、世の中がうまく回ることと持てるものがさらに持つようになると言うことは両立しないので、結局は金と力のある奴が金と力のない人たちから金と力を巻き上げるという構造はかわりそうにない。自由競争・自己責任と、言葉の響きだけはもっともらしいが結局は持てる人たちには関係のない言葉となっている。


チョウチョひらひら春うららは、NY→ロンドンと来て次は我が日本という意識がどうもないようだ。アメリカ・ブッシュの後をほいこらとついて行ったのは他でもない、ブレアと忠犬小泉だ。北朝鮮拉致問題、対東アジア政策、どれをとっても結構奥の深い問題だが、春うらら達にはあまり興味がないみたい。郵政民営化バトルで保身することに精一杯のようだ。


梅雨の時期で蒸し暑いにもかかわらず、春うららな方々には若貴バトルがちょうどいいのか。