詰まるところ私の不注意なんですが

 今日はどうでもいい話。昨日携帯電話のメモリ(主に電話番号)をバックアップしようと思って、以前から使っていたケータイ・エディ5(インクリメント)を使って携帯電話のメモリを吸い出そうと試みた。


 ま、だいたいこのソフト最新版は7ですから、二世代も古いんですが、私の携帯電話も相当古いので別に困っていません。


 そう、そこで事件は起こったわけです。ソフトを立ち上げるとメニュー画面が出るのですが、そこで私は何の疑いもなく「転送」を押してしまいました。


 落ちはお分かりでしょうが、押して転送が終わってから気がつきました。実はこの「転送ボタン」は編集した内容を携帯に「転送」するボタンです。何もあけていない状態で「転送」するとどうなるか。携帯の中のメモリはきれいさっぱり消えて無くなるわけです。


 いやぁ、さすがに一瞬頭が白くなりました・・・。携帯電話は私たちの仕事には無くてはならないものです。しかも仕事で使っていてメモをしていない登録もいくつかあるわけです。「どうなるんだ?」と思いましたが、よく考えると携帯のメモリは以前にも(といってもだいぶ以前だが)メモリのバックアップは取っていたなぁと思い出し、そのファイルを元に復元を試みました。ちょうど1年ほど前のデータしか残っていなかったのですが、幸い携帯には携帯電話自身に”発信履歴”と”着信履歴”が残っていました。そのデータと1年前のデータなどを元に80%ぐらいの復旧はできました。(ごめんなさいね、つまらない話で。)


 どうしてもわからない人はいますが、必要ならばまた電話をかけてきたときに登録すればいいわけですし、無事事なきを得たわけです。しかしこのトラブルに使った時間約2時間。ちょっとつらかったですね。


 で、ここまで引っ張って私が思ったこと。いや学んだこと。私が先の場面でしようと思っていたことは、メニュー画面で言うところの「取得」というボタンなわけです。よーっくみればその違いがわかりますが、私のようによく読まずに早とちりをしてしまう人がいるのではないでしょうか? パソコンの入力画面や人間が機械に接するときに使う画面やもののことを”ユーザーインターフェイス”と言います。

 私が鈍くさく早とちりな事を棚に上げて何ですが、この”ユーザーインターフェイス”が悪いのではないかと思ってしまいました。「取得」と「転送」って、どっちからどっちでも使えるじゃないですか。
 いってみれば、誤解を生みそうな表現ですよね。なら、どっちも「転送」にしてしまえばいいではないかと思ってしまったわけです。


 建築なんていってみれば”ユーザーインターフェイス”のかたまりです。誤解・間違いの生まれにくい、またエラー(間違い)をただすシステムを作ることが大切だと痛切に感じた次第です。



 # 自分の不注意は棚に上げておきますが・・・。