亡国マンション – 平松 朝彦


# 単行本(ソフトカバー): 291ページ
# 出版社: 光文社 (2006/1/24)
# ASIN: 4334933742

日本の住宅政策は「国家詐欺」だと、断罪する本!


私自身もそれはよく思う。なぜ人々は、土地建物を所有することにこだわるのか?

設計事務所をやっている奴が不思議なことをいうなぁ、とお思いかもしれませんが、基本的に私は「家を買いなさい!」「建てなさい!」などと誘導するつもりはさらさら無い、という変わった人(世間ではそう見るらしい)です。


本人は至って「普通」だと思っていますが、これは単に飲み屋の法則(「酔ってない」という人に限って酔っている)でしょうから、あんまり深くはつっこみません。


ただ、所有するということをしっかり考えて、「何を」「どんな風に」「どんな目的で」所有するのかということを自問した上で、答えを出すべきだということは常に思っています。


まぁ、そういう意味では読んでもいいかもしれません。でも、著者は建築士だということですが、時々「?」という箇所も見られるので、なんでもそうですが「全て鵜呑みにしないこと」という注意付きで。