建築学会(北陸大会)2010 の報告

大会報告ができましたので、リンクしておきます【2010/11/19 追記】
住まいづくり市民セミナー@富山「楽しく、やりがいのある住まいづくり」開催報告(日本建築学会)

住まいづくり市民セミナー:住まい手と作り手をつなぐでも紹介いたしましたが、日本建築学会の北陸大会(富山)に事務所(2人)で行ってきました。

私は私で学術発表もあったのですが、どちらかというとメインは↓のシンポでした(笑)

シンポジウム自体はなかなかおもしろかったです。いい感じにまとまったと思います。ただ、なかなか「市民に訴える」というコンセプトの根幹まで突っ込めていないような気がします。これも建築学会の一つの限界かもしれないと思います。

実はその前日に、建築学会の司法支援建築会議が開催した「建築紛争フォーラム 戸建て住宅を巡る建築紛争」というのがあったのですが、これがまたひどかったです(汗)

レベルも高くないし、普段私たちが建築紛争を取り組んでいるのはもっと高い次元で議論しているんですが、結局内輪うけ、というか、その程度か、というような感じでした。

もちろん、建築学会の大きな意義は「研究/学術」にあるのですが、それ以外にも大いに社会貢献するべきだと思います。しかし、社会に訴えるには、訴えるだけのスキルが必要で、今の建築学会にはそこまでのスキルはまだまだないのでしょうね。

こちらも少しずつ改善を考えていかないと、市民からかけ離れた学会、という恥ずかしい状態になりかねませんね・・・:-(