こま設計堂は設計事務所ではありますが、設計事務所ほど世間のイメージと異なっているのも珍しいかもしれない、と時々思います。
当事務所は、このHPでも書いておりますが、新築やリフォームの設計や監理を行っていますが、それが一般的にイメージされる設計事務所の仕事ではあります。
では、「マンションのコンサルタント」や「欠陥住宅やトラブル・紛争の相談」は設計事務所の「本来の仕事」ではないのか?と問われると、私はそうは思っていません。
およそ世間一般のイメージからは離れているかもしれませんし、特殊な仕事や副業的な仕事に見えるのも理解できますが、少なくとも私はそうは思っていません。
問い方を変えると「マンションのコンサルタントや建築紛争やトラブルの相談は、どのような人や職種が”本来の仕事”としてやってもらえるのか?」と。
つまり、それらの業務は、消去法的に考えても「設計事務所」や「建築士」の仕事です。言い方を変えると、「建築士」や「設計事務所」でないと正しくできない仕事です。建築技術的な裏付けがあり、なおかつ独立した(利害関係がない)立場だから言える「正しさ」があるからこそ、「マンションのコンサルタント」や「建築紛争やトラブルの相談」ができると思っています。
建築士や設計事務所の仕事が、新築やリフォームだけの仕事では、本来の職能の半分もいかせていないと思います。そう思って、日々設計事務所で建築士として仕事をしています。