お金の話

先日も「相続税」の相談がありました。最近特に多いです。今年から相続税控除が下げられたことも関係して関心が高まっているのかもしれません。

うちの事務所は、「一級建築士+ファイナンシャルプランニング事務所」と銘打っています。名刺を差し出したときに、FP(ファイナンシャルプランナー)の資格を持っておられるのですか?ときかれることもしばしばあります。

建物を所有したり建設するとき、とにかく気になるのは「お金」の話ではないですか?

私はこの世界でこの仕事を始めたときからずっと思っていました。

今までの設計事務所は、お金の算段は施主がするもので、設計者は用意された予算の中で設計をすればいい、というスタイルが主流だったと思います。
今でもそうかもしれません。お金についてはわかりません、という設計者が多いのも事実。

設計事務所に相談したら費用がかかる、これもよく聞く話です。先日も言われました。このホームページでも書いていますが、私たちは相談があり、タイミングが合えば、土地の相談から乗っています。この土地を買ってもいいのか、買うとどの程度の建物ができるのか、事業であれば採算にあうのかどうか、などなど。

もちろんこういったコンサルティングの業務にも費用がかかります。
ただ、その費用って数万~多くても十万円程度。相談者は、そういった技術や情報に対価を払っています。私たちもボランティアではないですし、責任を持ったアドアイスをするために相談料を頂いています。私たちも、その技術や情報を仕入れるために、講習会や勉強会などに出かけています。そこには講習会費などのいわゆる「仕入れ代」がかかっています。

平たく言うと、その技術や情報を「買ってもらう」わけですから、決してただにはならないことはおわかりいただけるかと思います。

そして言います。
私たちはいつも、頂いた費用以上の成果は出すように心がけています。