現在当方設計の鉄筋コンクリート造の建物の工事中ですので、生コン工場の状況を見学に行ってきました。
ちょうど工事中にサンプリングしたテストピースの圧縮試験の日程にあわせて、生コンがどんなところで作られているのか、を見学してきました。
ちなみに、生コンはその名の通り”生もの”ですのできちんと管理してきちんと打設することができあがりを大きく左右します。最近のコンクリート工場はコンピューターでできるだけミスが出ないような管理をされており、かなりハイテク工場です。
自分が設計した物件がきちんとできあがるのか、それを最後まで見届けるのも私達設計事務所の重要な仕事です。特にコンクリートは現場で作り、一旦作ると作り直しが難しいですからね。
というわけで、生コン工場見学の写真をどうぞ。
いわゆる骨材(砕石や砂)などが保管されており、この下にコンピューターで配合されたとおり計量されてベルトコンベヤに載せられて写真1枚目の筒を通って建屋最上階に運ばれます。
ここから計量された骨材が落ちてきます。
建屋最上階。この装置から配合された骨材が降ってきます。
ここにためられます。満タンで12m3程度の生コンが作れるとのこと。
一つ下の階では、セメントと水・AE減水剤などの薬品(写真)が混ぜられます。
それらをブレンドしてさらに一つ下の階で練られて生コンとなります。
3~4m3を作って待機しているミキサー車に落とし込み、現場に出発します。
現場から帰ってきたミキサー車はお掃除をして次の現場に新たなコンクリートを持っていくための準備をします。
というのが生コン工場の主な流れです。私は何度か行ったことがありますが、意外と面白いですよ。