世にも美しい数学入門 ちくまプリマー新書 (011) – 藤原

# 新書: 173 p ; サイズ(cm): 18
# 出版社: 筑摩書房 ; ISBN: 4480687114 ; (2005/04/06)

(’05/05/30)入手しました
(’05/06/01)読み終えました。数学というの美しいものだという話を、数学者と作家が対談して本にまとめています。私も学生時代から数学がとても美しいものだと言うことを感じていました。高校や大学の頃は数学と物理は得意でした。なぜなら覚えることがほとんど無いうえに、覚えることは実に美しい式なのです。ニュートンの運動力学の法則であるF=ma(F:力,m:質量,a:加速度)の式などは世の中の物理現象をこんな簡単な式で表せるとはすばらしいと感動したものです。しかも移動距離や速度などはこれらを微分・積分すれば求まるので、力学で覚えておけばよい数式はなんとF=maだけ、というのが実にすばらしいと思ったものです。とにかく暗記が苦手だったので、覚えることが少ないというのはこの上なく勉強が楽でした。
 今私はどういう因果か建築を生業としています。建築はときどき”うつくしくない”です。もちろん、有無を言わせずうつくしいものもあります。その違いは何か? その答えは”うつくしい数学”の中にあるのかもしれないなぁと思いました。(なんともったいぶった書き方でしょう。)