源氏物語

約3ヶ月もあいてしまいました・・・

すみません。もっと更新しないと、と思いながら、ついつい忙しくてなんだか流されてしまいます。ダメですね。流されていては。

あさきゆめみし 美麗ケース入り 全7巻文庫セット [文庫]
大和 和紀 (著)
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   # 出版社: 講談社 (2001/8/1)
   # ISBN-10: 4069348522
   # ISBN-13: 978-4069348525
   # 発売日: 2001/8/1

ご存じ平安時代中期の日本の長編恋愛小説「源氏物語」が、紫式部が世に発表して約1000年経っています。「源氏物語」が世に発表されたのは諸説有り1001年から1008年まで幅があります。もちろん、今ほどシステム化されているわけではないですから、元々「源氏物語」というタイトル自身、紫式部がつけたわけでもないでしょうし、そもそも紫式部が書いた内容を手で写して世に広まっていったわけですから原文通りかどうかすらわかりません。

そんな屁理屈はおいておいて。

なぜ突然思い立って「あさきゆめみし」を読んだか、をご説明しましょう(笑)

今年の6月頃は、本当に梅雨らしい梅雨で、長雨が続き蒸し暑いうっとうしい天気でした。梅雨が明けると同時に「激暑」がやってきて、「しんどいなぁ」と思う日が続きました。

この蒸し暑さ、日本人でも大変なのに、欧米の人たちが日本に来たらもっと大変だろうなぁ、と思っていたら、ふと「昔の日本はどうだったんだろう。どうやってこの蒸し暑さをしのいでいたのだろう。」と思ってしまいました。

私は建築を設計していますので、今の時代であれば「エアコン」という文明の利器についつい逃げてしまいますが、そんな設備がなかった頃はどうやってしのいでいたのかが知りたくなりました。同時にそれは設計に役立つのではないかとも思いました。

そこで、なにかで源氏物語1000年という話を見て「源氏物語」を読もう、と思い立ったわけです。至って単純な(不純な!?)動機です。

ただ、学生時代から古典漢文のみならず国語なる教科が嫌いだった私は、原文で読むなんてもってのほか、現代訳も若干自信がない、と言うことで、「そうだ。日本が世界に誇れる文化「漫画」なるものがあるではないか。「あさきゆめみし」というタイトルは聞いたことがある。まずは漫画から読むといいのではないか。」という流れになり、「あさきゆめみし」を購入・読書、となりました。

で、読んでみるとこれがなかなかおもしろい。当初の「暑さをどうやってしのぐのか」なんてどうでも良くなるぐらいおもしろかったです。昔は昔でいろいろと大変だったとは思いますが、貴族の世界は雅やかで奥ゆかしくて、でも駆け引きもしっかりあり、読み物として十分楽しめました。1000年も前から、こんな楽しい書物があったというのは、世界に誇れますね。

書き出すと長くなるので、また少しずつブログなどでふれることにします。次はどの現代訳を読むかを検討中です。

あ、そういえば。昔も暑さをしのぐと言っても結局「あついな~。なんか涼しくなるような話でもしてよ~」というシーンが一つあるだけで、ほとんど役に立ちませんでした。最も涼しくなる話は「怪談」ではなくて「恋の話」でしたけど。