小学校へ出前授業

今週は「大阪府住まい・まちづくり教育普及協議会」という組織から、大阪府下のとある小学校に出前授業に行き、45分2コマ「小学校の先生」をやってきました。大学を始め、短大、専門学校、果ては企業内研修までいろんなところで「先生」なるものをやってきましたが、小学校ははじめて。45分の使い方、なかなか慣れが必要です。

「夏を快適に過ごすには」という演題で、放射・気化熱の話をサーモカメラとパワポで説明してきました。一応専門ですしね。

サーモカメラは小学生たち盛り上がります。見えない熱が見えるというのはおもしろい経験だと思いますし、それが温熱感に与えている影響を感じてもらえれば今日の授業としては大成功。

全ての物体は表面から熱を波の形で放射しており、それを感じることができる。それが人の暑い寒いという感覚に影響を与えています。炭火で焼肉が焼けるのも、太陽から地球に熱が届くのも放射の影響。コンクリート打ち放しの壁の空間で、コンクリートが冷たければ、いくら暖房しても暖かく感じないと思いますし、床暖房を入れると気温が高くなくても暖かく感じます。それを見て、体験するのが今回の授業の目的。

大学生には日常使っている用語で説明できますが、小学生には気をつかいます。わかる言葉でイメージしてもらう。うまくいったのか気になるところではありますが、授業も盛り上がったし、私も楽しかったので良しとしましょう。

ところで、最近の小学校にはソーラーパネルがありちゃんとモニタされているのですね。すごい。そしてエアコンも完備とは。自分たちの小学校の時と大きく違いますね。でも、暖房はエアコンではなくガスストーブを使うことが多いとのことです。

それも放射の影響を考慮すると、賢明ですよね。