先日の記事で、
出来る/出来ない は、たいした問題ではない、
と書きました。
これは、
ポーズなんて、出来なくてもどうでもいい
という意味ではありません。
自分が、“出来た”“出来なかった”と判断している、その判断基準はどこからきたものか、
いま一度思いを馳せてみてほしいと思います。
私は、
アライメントを無視して、無理してつくったポーズは、
いくら完成ポーズに似ていたとしても“出来た”とは違うことだと考えています。
今回は、このポーズを、ヨガレッスンの中で取り組んでいったので、
自分の体・呼吸・空間を感じられているならば、
たとえポーズが完成していなくても、“出来た”と捉えてもよいかもしれません。
何にせよ、ポーズ自体ではなく、それに取り組む過程、姿勢、が重要だと考えます。
ということで、
出来なくっても構わないのですが、
英雄Ⅲのポーズを機能的な体の使い方でキープしつつ瞑想できたとしたら、
楽しそうですよね♪
では、このポーズを完成させるには、どんな要素が必要でしょうか。
足のアーチ、
地面~足裏~膝~股関節のつながり、
骨盤のアライメント、
軸の伸長などの体の使い方、
そして、身体全体のコーディネーションも必要ですね。
この体の使い方・コーディネーションを養うのに、
私の場合、ピラティスがすごく役立っていると感じています。
ピラティスでは、細部にフォーカスをあてつつ動いていくので、
(正確には、細部だけでなく、全体もとらえているのですが)
体のネットワークをつくりやすいのです。
大きな筋肉(アウター)だけでなく、
コア(インナー)も活性させていくムーブメントが多いのもピラティスの特長ですので、ヨガのポーズを行うのにも活かされています。
同じような感想を、ヨガとピラティスの両方に取り組んでいる会員さんから伺ったことがあります。
その方は、別のヨガ教室に行かれている方なのですが、
私のところでピラティスを始められてから、以前はできなかったヨガのポーズが出来るようになったと喜んでおられました。
それまで出来なかったことが出来るようになることは嬉しいことですよね♪
ということで、
心と体をほぐすヨガ♪
機能的な身体をつくるピラティス♪
どちらも私にとって必要なもので、
ご縁のあった皆さまにも大切に伝えていきたいものです。